アイロンビーズでもボクセルでもドット絵でも文字を打つ作業は難しいものです
私はボクセル建造物の看板などのちょっとした文字でも1からやると手書きで文字を書き、レンダリング字典を見ながらバランスを整えないと不格好なものが出来上がってしまうので苦手な作業の1つです
バランスの良い文字、書体を自分でデザインするのは至難の業なので既に存在するフォントを使ってしまおうという記事です
[注]この記事では旧来のビットマップフォントに近いドット絵らしい表現がなされたフォントをビットマップフォントという名称で紹介しています。 実際にはTrueType形式のフォントをビットマップフォントとして紹介しています
ビットマップフォント≒ドット絵フォント
細かいことは置いといてビットマップフォントはドットで打たれたフォントだと思ってください
通常の明朝フォントやサンセリフフォントなどは直線と点の位置関係で描画されているので、文字の大きさを細かく調整するとドット絵らしくない滑らかな線が描画されますが、ビットマップフォントはドット絵同様点の集まりで描画されているため拡大しても各ドットが独立して描画されます
点と直線の位置関係で構成されているフォントでも,ドット描写に特化したフォントであれば各ドットが独立して描画できます
フォントをインストールしてみよう(Win10の場合)
[注意]各フォントの利用規約は守りましょう!
まず各フォントの配布元サイトにアクセスします
多くのサイトの場合フォントのサンプル画像、利用規約、ダウンロードリンクが明記されているのでよく読んで対象のフォントをダウンロードしてください
複数の圧縮ファイル形式で配布されている場合Windowsでは.zip形式のファイルをダウンロードします
次にダウンロードしたファイルを解凍します(フォントファイルを直接ダウンロードした場合はスキップ)
ダウンロード先を指定してない場合、多くはダウンロードにあるはずです
windows10では解凍ソフトを別にインストールしていなくても.zipファイルをダブルクリックするだけで解凍できます
ダウンロードしたフォントファイルもしくは解凍したフォルダ内のフォントファイル(.ttfなど)を開きます
ファイル上部の「インストール」ボタンをクリックするとフォントがインストールが開始します
インストールボタンが灰色になって押せなくなったらインストール成功です
インストールされたフォントは「コントロールパネル」→「デスクトップのカスタマイズ」→「フォント」で確認できます
ビットマップフォントを見てみよう
Wordなどの書体変更が容易なソフトでダウンロードしたフォントを見てみましょう
任意のテキストを打ち込むことで簡単にドット絵に流用しやすい形式になります
フォントサイズをビットマップフォントのサイズの整数倍(2倍、3倍…)に設定することで綺麗に表示できます
元の大きさはフォント名やダウンロードファイルのreadme.txtなどに表記されていることが多いです
またテキストツールがあるエディタでは直接フォントを打ち込むことが可能です
他にもたくさんあるぞ! ビットマップフォント
colissさんの記事にはビットマップフォントを含め、ネット上で無料でダウンロードできるフォント多く紹介されています
記事公開時に商用利用可能なフォントを集めているため、頒布物やパッケージ台紙などにも使えるフォントなのがありがたいですね(詳しい利用規約は各フォントの配布元サイトやダウンロードファイルのreadme.txtを確認してください)
coliss:2023年用、日本語のフリーフォント683種類のまとめ -商用サイトだけでなく紙や同人誌などの利用も明記
この記事で紹介したフォント
「美咲ゴシック(TrueType版)」
作者:門真 なむ氏
配布先: https://littlelimit.net/misaki.htm
2019年11月30日の時点で商業利用が可能かつあらゆる媒体で使用可能なフォントです