アイロンビーズ立体講座04-箱立体を作れるようになろう

箱立体を作れるようになろう

今回は小物入れやティッシュボックスなどの初心者向けの立体作品を作るうえで欠かせない箱型の立体の仕組みを紹介します(これ以降は箱立体と呼びます)
算数で習う立方体、直方体をアイロンビーズに利用したもので、縦横高さにあたるアイロンビーズの個数を調整して寸法を変えることが出来ます

前回の記事ではアイロンビーズ立体を作るうえで使う技3つを紹介しました

アイロンビーズ立体講座03-基本となる3つの組み方

サイコロのおさらい

立方体のおさらい
面の数は6,辺の数は12,頂点の数は8

パーツ一覧の説明に入る前にサイコロでおなじみの立方体についておさらいしておきます

  • ガラス張りの部分は面で6個
  • 水色の棒は辺で12本
  • ピンクの球体は頂点で8個

アイロンビーズ立体では四角プレートをベースに作る場合、立方体の面が6つであることは意識しておきましょう
辺は噛み合わせの部分、頂点は丸みをつけるために削るものとして考えます

逆にアイロンビーズ立体においては展開図はそれほど難しく考える必要はありません
立方体の展開図から向きを考慮して設計するよりも、6つの面の図柄を考えてから辺の噛み合わせの部分の凹凸を調整する方が楽です

基本の箱の立体(箱立体)

基本の箱立体

まずは基本の箱立体です
6つの面の境目である辺を交互に噛み合わせるように凹凸を付けます
辺や頂点の複数の面に接しているビーズについてはビーズそのものを塗装するなどの工夫をしない限り、面によって違う色を指定することはできません
初めはビーズの色や図案を綺麗に合わせることが難しいと思います

基本の箱立体パーツ一覧

ピンク色のパーツに全ての頂点を割り当てて分かりやすくしています

箱の入れ物を作る

箱立体(小物入れ)

次は入れ物の基本になる箱立体です
上面のパーツを無くし、上面との噛み合わせ部分も平たく直します

小物入れのパーツ一覧

上面にあたるピンク色のパーツが1個無くなります
そして底面にあたる方のピンク色のパーツを基準に噛み合わせを調整します

頂点の角を取る

箱立体(頂点を削った場合)

次は頂点にあたるビーズを無くした場合です
アイロンビーズ立体を丸くする際に頂点を削ることがあります

頂点を削った場合の箱立体パーツ一覧

今回の記事の例では頂点をすべてピンク色のパーツに集めたので処理が楽です
ピンク色の四つ角全てのビーズを取り除くだけでできます

辺を削る

箱立体(辺を削った場合)

最後に全ての辺を取り除いた場合です
複雑なアイロンビーズ立体を作るときは大抵辺や頂点を削って丸めていきます

辺を削った場合の箱立体パーツ一覧(外層,結合パーツ)
辺を削った場合の箱立体パーツ一覧(内層)

この場合は各面が画像1枚目左側部分の外側と画像2枚目の内側の2層に分かれます
また画像1枚目右側の内側と外側の層をつなぐパーツが別に作ります

パーツの多層構造についてやアイロンビーズの層同士をつなぐパーツについては後日別の記事で詳しく説明します
今回は辺を削って丸みをつけるとパーツの数が増えて複雑になることだけ分かればよいです

アイロンビーズ立体講座05-アイロンビーズ実践!(1) ショートケーキ

次回の記事では箱立体の寸法を変えて自分好みにアレンジする練習を作例を通して学んでいきます

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