今回は6面あるうちの1面のみが多層構造になっている食パンの作例を通して初歩的な箱立体の応用を見ていきます
前回はアイロンビーズ立体の多層構造について説明しています
各面の図と上面の断面図を描く
まず食パンの正面から見た図を描きます (画像左上)
平面のアイロンビーズ同様ドット絵のように描いて大丈夫です
正面から見た図が描き終わったら側面からみた図、底から見た図を描画します
今度は各面のパーツ構成を考えます
四角プレートを基本に構成するため、立方体を基準にします
全ての面からもアプローチされていないビーズがないように、また特定の1面で余計に層を作っていないかに注意してパーツの層を決定します
今回の場合以下のように構成されます
- 上面の山形部分は3層
- 左側面1層
- 右側面1層
- 正面1層
- 背面1層
- 底面1層
次にパーツ構成をもとに各層の断面図を描画します
ここまでが1枚目の画像です
赤いビーズ部分が上面の外側の層、青いビーズ部分が真ん中の層、黄色いビーズ部分が内側の層にあたります
パーツの噛み合わせを調整する
上面の噛み合わせを決定する
断面積が小さいパーツや細かい部分から噛み合わせを決めていくのが定石です
また噛み合わせのビーズは面ごとに揃えます
今回の場合は上面の1番外側の層から内側の層に向かって順番に噛み合わせ部分を決めます
一番内側の層から見て中央のビーズを基準に1ビーズ互い違いに上面パーツ、正面背面パーツ…と噛み合わていきました
上面の噛み合わせが決まったら正面背面の上部分の噛み合わせの辻褄を合わせます
残りの面の噛み合わせを決定する
あとは噛み合わせが決まっていない部分の噛み合わせを決め、それにかかわる面の帳尻を合わせていくことの繰り返しです
作品の端部分の扱いに気を付けながらパーツの噛み合わせを割り振っていきます
赤いビーズは左側面の噛み合わせ、青いビーズ部分は右側面の噛み合わせ、黄色いビーズは底面の噛み合わせを示しています
最終的なパーツ一覧
【使用するビーズ一覧】
- クリーム 166個
- おうどいろ 126個
- こむぎいろ 32個
次回は上面、左右側面の3面が多層構造になっているかまぼこの作例です
上面と左側面、上面と右側面の噛み合わせが若干ありますが、この記事の内容が理解できればそれほど難しい内容ではないと思います