今回は電球を作成します
電球は簡単な図形に置き換えると球と円柱とみることが出来ます
複数の図形の組み合わせでも層の重ね合わせで表現できることを学べる作例です
前回は球立体から形を変えたレモンを作成しました
断面図をもとにパーツの構造を決める
どんな立体アイロンビーズを作成するにしてもラフや下書きの作成はした方がいいです
特に慣れていないうちは完成品の断面図を作成しましょう
断面図を作成する
正面からみた図、真横からみた図、上からみた図、下からみた図の4点を作成します
断面図を元に各場所の層の数を決定する
先程作成した図からパーツの構成を決めていきます
全ての面をアイロンビーズでカバーできるようになるまで層を作っていきます
1番外側の層を赤いビーズ、真ん中の層を多いビーズ、1番内側の層を緑色のビーズで示しています
正面背面と左右側面はガラス球と口金で別々のパーツ構成になります
- 上面 2層
- 正面 ガラス球3層、口金2層
- 背面 ガラス球3層、口金2層
- 左側面 ガラス球3層、口金2層
- 右側面 ガラス球3層、口金2層
- 底面 2層
複数の図形の組み合わせとみなせるモチーフを作成するときは面ごとではなく部分ごとに層の構成を変えていきます
キャラものを作成するときは顔と胴体、胴体と肢体に分けてパーツ構成を考えていきます
各層のパーツを噛み合わせを考えずに作る
層の構成を決めたら噛み合わせを考えないで各パーツの断面図を作成します
上図では記事の都合上面ごとにペグボードに並べていますが、実際は層ごとにペグボードに並べていくのが良いでしょう
一度に全ての噛み合わせを決めずはじめに1番内側の層だけ噛み合わせを決定するためです
基幹パーツの設計
1番内側の層だけ噛み合わせを決める
まずは1番内側の層だけ噛み合わせを決めます
1番内側の層だけきちんと噛み合うか組み立てておくと残りのパーツの噛み合わせが決めやすくなります
基幹パーツの組み立て
残りのパーツを作成する
残りのパーツの噛み合わせも決めていきます
1番内側の層だけで組み立てたアイロンビーズを参考にしながら各パーツを作成します
残りのパーツの組み立て
おまけ:最終的なパーツ一覧
【使用するビーズ一覧】
- パステルきいろ 337個
- クリーム 73個
- はいいろ 69個
- やまぶきいろ 68個
次回はアイロンビーズの層がぎちぎちにならないように別口でパーツを作り宛がう方法を紹介します
工夫次第で組み立てやすくなるので複雑な立体には必須のテクニックです