今回は作品の中核部から外側にアプローチする種類のコアパーツの例としてマンガ肉を作っていきます
マンガ肉は曲線的な見た目をしているため、一見球と球の間に円柱が挟まっている複雑な図形に思えますが、実際はもっと簡単につぶれた楕円1つに置き換えることが可能です
作例のサイズであれば骨は1つのパーツを両側に取り付けるだけで間に合います
コアパーツについては前回の記事で紹介しているので余裕があればこちらもご覧くださると嬉しいです
3面図からパーツ構成を考える
どんな作品においてもパーツの構成を決める作業は重要になってきます
作例という形で各々の作品を紹介していくため初めからコアパーツの使用を前提に作品作りをしていくように思われるかもしれませんが、実際は完成品のイメージを前後左右上下の6面検討したときに、作品内部の密度が高い場合やある特定の面において総数が多い場合にコアパーツの使用を検討します
今回のマンガ肉の例ではコアパーツを使用しない場合前後上下の4面が3層に増えてしまいます
それに伴って作品内部の密度も上がってしまうため大きさの割に作業量も増えます
そこでコアパーツの使用を検討します
コアパーツによって外側のパーツをかみ合わせるのではなく貫通化させることによって前後上下の層が1層分浅くなります
上画像ではコアパーツを赤のビーズ、内側の層を青いビーズ、外側を黄色いビーズで示しました
最終的なパーツの構成は以下の通りです
- 上面 2層
- 底面 2層
- 正面 2層
- 背面 2層
- 左側面 1層
- 右側面 1層
- 骨パーツ 2個
- コアパーツ 2個
実際のパーツを設計する
断面図のディテールを決定する
先ほどの各面の断面図とパーツ構成の画像をもとに12個のパーツを作成します
まずは単純に長方形の集まりに考えましょう
上の4つのパーツが上下前後の内側の層、中央の正方形の2つのパーツが左右側面、下の4つのパーツが上下前後の外側の層に対応しています
パーツの大きさを長方形で決定した後、各パーツの丸みやディテールを取っていきます
このとき実際に嚙合わせるパーツ同士のビーズの数がおかしくないか確認しましょう
マンガ肉の作例では上4つのパーツの一番左と一番右の列のビーズ数と、中央2つのパーツのビーズの数が一致しています
コアパーツの使用を検討する
コアパーツの形と場所を考えます
ペグボード下部分中央が今回使用するコアパーツです
マンガ肉の左右の膨らみを少ない層で表現できる位置にコアパーツを配置します
パーツ構成の赤いビーズ部分を思い出しましょう
左右側面に差し込む骨のパーツまわりを作成します
ごく初歩的な貫通のやり方です
かみ合わせ、色の調整
パーツのかみ合わせを決定します
今回はコアパーツを使用した甲斐もあってかみ合わせの調整自体はそれほど難しいものではありません
(以前紹介したすいか、レモン、電球の作例の方がかみ合わせの調整作業は困難です)
パーツに焦げ目をつけて完成です
最終的なパーツ一覧画像
【使用するビーズ一覧】
- おうどいろ 216個
- こげちゃいろ 32個
組み立て作業
画像左上:コアパーツ部分から組み立てるのが定石です
画像右上から右下:上下前後の内側の層を組み立てます
画像左上:左右側面を組み立てます
画像右上:上下前後の外側のパーツをはめていきます
画像下:最後に骨パーツを差し込んで完成です
お疲れ様でした!
マンガ肉を通してコアパーツの実際の使い方が理解できたでしょうか?
コアパーツを使用することで逆にかみ合わせの調整が楽になることもあります
次回は外側のパーツを接続するコアパーツの使用例としてクジラを作っていきたいと思います
球立体の知識だけでは難しい構成ですがコアパーツを使用することで単純かつ多次元的に組むことができます
それでは