アイロンビーズは市販のパッケージ袋を開封した後,長期間保存していると
酸化黄変によってアイロンビーズが黄ばんでしまうことがあります
詳しくはフューズビーズ販売元であるピクセルピコさんが以下のページにて紹介されています
ピクセルピコブログ:アイロンビーズの変色の改善方法について
今回の記事では酸化黄変したビーズの改善方法をミニフューズビーズのホワイトで試してみました
30分程度日光にさらす

購入・開封して5年程度経ったのですっかり変色してしまっています
まずは太陽の光に当てる方法を試してみたいと思います
“酸化黄変してしまったアイロンビーズを日光(紫外線)に晒してみてください。
酸化の原因となる元素に紫外線が作用・性質変化させる元の色が復元されます。”
ピクセルピコブログより

これが約30分日光にさらした後のフューズビーズです
目立った黄ばみは改善しました
けれども個々のビーズを見てみるとまた黄色っぽい感じが残ります
軽度の変色であれば太陽の光に当てるだけで改善しそうです
酸素系漂白剤につける
“短時間で、さらなる色の改善をはかりたい場合は、
過酸化水素水+漂白活性化剤(酸素系漂白剤)の含まれる漂白剤に、
ビーズを漬け込み太陽(紫外線)に晒してみてください。”
ピクセルピコブログより
見出しにもありますが,塩素系漂白剤ではなく酸素系漂白剤を使用します
パッケージの裏面や商品ページにて確認の上,ビーズにつけおきしてください
花王のワイドハイターEXパワーを薄めて使いました
つけおきの分量(1Lに対して10ml,約1%)で使用します
しかし今回はタッパーが小さいのと,家のキッチンスケールが1g単位でしか量れない物でしたので,
濃い液になってしまいました
先程と同様約30分,ビーズを入れた容器を日の当たるところに置きます

これがワイドハイターEXパワーでつけおきした後のフューズビーズです
この後水かぬるま湯でよくすすいで乾燥させれば終わりです
洗うときは目の細かい非食品用のザルを持っていればベストです
持っていないときはミドルサイズのアイロンビーズで即席のザルを使用することもできます
その他水はけが落ちますが,つまようじで沢山穴をあけた紙コップ等が使えるでしょう

新品同様とまではいきませんが,ビーズの黄ばみは改善されたと思います
“開けたら早めに使い切る”を心がけたい
軽度の変色,黄ばみであれば太陽の下にビーズをさらすだけである程度は元の色に戻り,
目立つほどの変色であれば酸素系漂白剤を入れた液でつけおきをすることで
ビーズの色を改善させることができます
ですが,酸素系漂白剤による漂白は一時的なものであり,数週間から数か月ほど経つとまた元の色に戻ってしまいます
古いビーズと新しいビーズが混ざると作品の質もまばらになってしまうので,
ビーズの袋を開封したら袋ごとに使い切るのを心がけましょう