アイロンビーズ作品をアイロンがけした際にそのまま放っておくと,
アイロンビーズが反れて曲がった状態になってしまいます
特にアイロンビーズの溶け具合にムラが出てしまった時に顕著です
この記事ではアイロンビーズの反りを改善する代表的な方法を紹介します
アイロンビーズの反りを直すには?
アイロンビーズをアイロンがけした直後に本や木の板で重しをすると
アイロンビーズの反りをある程度抑えることが可能です
“アイロンをかけた後、辞書や図鑑・雑誌など重いものを上にのせておけば、反り返ったりせずきちんと平たい作品ができあがります。”
パーラービーズ販売元サイトABOUTページより
ただしアイロンビーズが一度冷めてしまうと,反りを直せません
再度温めてもいいのですが,アイロンビーズが更に溶けるので作品の質は下がります
重しをして数十分程で粗熱が取れます
組み立て工程と並行する場合は早い段階で重しを外します
大きい作品を作る場合は完全に冷めるまで数時間ほど重しをすることもあります
重しになる本をどんなのがいい?
重しにする本を選ぶポイントは2つあります
1つ目は大きい本であること,2つ目は厚い本であることです
アイロンビーズの重しとして適している本は多いです
いつも読んでいる,よく眺めている本の中から適している本を選びましょう
アイロンビーズの重し用の本を別途買う必要はありません
B5以上の大きさは欲しい
まずは本の大きさです.作品を覆い被せるようにできる大きさの本を選びます
アイロンビーズのLプレート1枚で作成できる作品は最大で約14.5cm×約14.5cmです
このサイズを1つの目安とします
特にアイロンビーズ立体では1枚のプレートの上に複数のパーツを作成して,
一度にアイロンがけを行います
そのため小さい本より大きいの本の方が重しとして扱いやすいです
B5サイズ,A4サイズ(変形サイズ含む)の本は重しにより適しているといえます
そこそこの厚さがあればいい
次に本の厚さです.厚みがある本が適しています
紙の重さにもよりますが,200~300ページほどの本であればアイロンビーズの重しとしての役割は果たせます
十分な大きさがあれば薄い本であっても2,3冊ほど重ねて使用すれば問題ありません
重しに使える本の例
大きくて,厚い本は家の中を見回すと存在するものです
家にある物を最低限にしている人や,ほとんどの本を電子書籍で読んでいる人でもなければ見つかるでしょう
- 多くの雑誌
- 理科の図説や社会科の資料集
- 道路地図
- ゲームの攻略本
- 美術の教本
どういうときに板を使う?
大きい作品を作る時,アイロンビーズの重しとして木の板を使います
アイロンビーズ作品が覆い被さるよう大きさの物が用意できればベストです
使う板は安いものでいい
あくまで重しとして乗せるためのものなので高い木材を使用する必要はありません
mdf材や合板で大丈夫です
板の厚さも使用時に運びやすく,ホームセンターで購入しやすい価格のものを選んで大丈夫です
ただ薄い木の板を使う場合は板の上に更に本を乗せて重さを調整しましょう
おわりに
アイロンビーズは,アイロン掛けをしたらすぐに重しをして平らにすることで反りを抑えることが出来ます.平面,立体共に作品の質を左右する要素ですので,ビーズが冷めるまで固定すること心掛けましょう
逆にアイロンがけをした後アイロンビーズが冷める前に曲げるテクニックもあります
この方法を使うと円柱ベースの作品を作ることができます